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切迫早産ってなに!?妊婦の注意点・処置まとめ

★切迫早産

切迫早産とは、簡単にいうと「早産しそうな状態」です。
ここでは症状や処置、産まれる時期によって異なる赤ちゃんの状態など、切迫早産について説明しています。

切迫早産と診断されたときの目標は、1日でも長くお腹の中に赤ちゃんをとどめておくことです。
そのために心がけたいこともまとめました。

■区切られている妊娠期間

赤ちゃんの成長や胎盤の機能の状態によって妊娠期間はいくつかに区切られています。

<妊娠開始~妊娠22週未満>
妊娠開始~22週未満に性器出血等があると切迫流産と診断されます⇒切迫流産の記事
22週未満の赤ちゃんは身体機能の発達が完成していないため、子宮の外へ出ると生きていくことができないと言われています(22週未満で体外に出た場合は流産扱いになり延命措置は行われないのが通常です)。

<妊娠22週~妊娠37週未満>
赤ちゃんが生きていくのに最低限必要な身体機能が完成する時期です。
出血があったり子宮頚長が短くなったり、陣痛が起きたりすると切迫早産と診断されます。
22週以降は呼び名が「流産」から「早産」に変わりますが、22週を過ぎればすべての赤ちゃんが五体満足元気に生きられるわけではありません。日を追うごとに産まれた後の生存率は高まるので、この時期の目標は少しでも長くお腹の中に胎児をとどめておくことになります。

<妊娠37週~妊娠42週未満>
正期産といわれ、いつ赤ちゃんが産まれても大丈夫な時期です。
切迫早産で入院していた方も、37週直前に張り止めの点滴を外す場合がほとんどだと思います。
服用していた(点滴していた)張り止めを中止すると、張り返しといって、お腹が強く張るようになることがあります。
そのまま陣痛になることもありますし、意外なことに予定日超過するほど妊娠継続される方もいます。

<妊娠42週~>
過期産になると胎盤の機能が落ちてくる胎盤機能不全が起こってくるため、母子共に危険が伴います。
危険性を避けるために、一般的には過期産になる前に点滴によって陣痛を起こす誘発分娩が行われます。

■妊娠22週~妊娠37週の間にはいくつか目標がある

早産の時期は、日を追うごとに、週を追うごとに赤ちゃんの機能がそろっていきます。
赤ちゃんの成長の目安となる目標が設定されていることはご存知ですか?
数週間ごとに区切られたその目標は以下の通りです。

1. 妊娠28週(体重1,000g)…網膜症のリスク低下
2. 妊娠30週(体重1,500g)…脳性麻痺のリスク低下
3. 妊娠34週(体重2,000g)…呼吸管理が避けられる=自発呼吸可能
4. 妊娠36週(体重2,500g)…ほぼ問題はなくなる

長期の安静や入院を余儀なくされる切迫早産の場合、一日一日が長く感じられるかもしれません。
小さな目標をクリアしながらなるべく心穏やかに過ごしたいですね。

■切迫早産でよく行われる処置

<子宮頸管縫縮術>
時々、体質的に子宮口が開きやすい子宮頸管無力症になりやすい方がいます。
子宮口が開いてしまうと流産や早産の可能性が高まるため、処置の一つとして子宮頸管を縛る「子宮頸管縫縮術」が施されることがあります。
一度目の妊娠出産で経験した方の多くが二回目以降もこの処置を行うようです。

<子宮収縮抑制剤の投与>
飲み薬や点滴などで、子宮の収縮を防ぐお薬(張り止めとも呼ばれます)を投与します。
塩酸リトドリン(ウメテリンなど)や塩酸イソクスプリン(ズシファランなど)等の種類があります。
処方してもらって自宅で飲むこともありますし、症状が重い場合は、入院して24時間点滴で注入することもあります。
ドキドキ(動悸)や顔の火照りが副作用として表れやすいですが、徐々に慣れます。
ただし副作用が強いと感じる場合は医師に相談する必要があります。

<自宅安静>
症状が軽い場合は、自宅安静で様子を見ることがあります。
自宅安静は医師の指示にもよりますが、可能な限り動かないことが大切です。
極端にいうと「トイレ以外は寝たきり」が理想です。
これが困難な場合は入院も視野に入れましょう。

<入院>
24時間の管理が必要と判断されると入院になります。
自宅では安静にできない方にも、入院が薦められることがありますね。
安静の度合いが高い場合は、トイレも禁止になり、尿管に管を入れて排泄することになります。
正期産になる直前まで入院することが多いようです。

■最後に

切迫早産といわれると焦る気持ちや不安な気持ちが強くなると思います。
ストレスも子宮が張る原因になるので、可能な限り穏やかに過ごすことを心がけるのが大切です。

産後は想像を超える大変さが待っています。
赤ちゃんのことだけを考えて、ゆっくり過ごせる時間はとても貴重です。
のんびり取り組める趣味を探すのも楽しいかもしれませんね。


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